2025-11-19 Wed
11月も半ばとなれば、雪もあちらこちらに積もっていて、真冬はすぐ其処に待ち構えているのだが、第1ホームの側には、道の市という直販の鮮魚屋があり、平日には夕方に無料で配布される経済の伝書鳩という超ローカルな新聞には時折、特売セールの広告が小さく掲載されている。今日はサロマ湖産の生ガキが特売ということで、義両親と一緒に開店時間の9時を目指して早速、ドライブがてらお店へと向かうのであるが、流石に前回の生ホタテの時とは異なり、昼過ぎに行ったら、売り切れと、海沿い場所にあるのに遠方から仕入れに来る人が続出なのだから、驚きを隠せない。そんな私も今回は学習能力を高めて、開店3分後にお店に到着することができたのだが、既に車は10台以上が停まっているだろうか、クーラー一杯に大量の生ガキをトランクに詰め込んでいる人々が目に入って来る。あれれ、開店3分後ですよ!売り切れの悪夢が頭を過ったが、大きな籠にもう1つ生ガキが積みあがっているので少し安心したのであるものの、店内は人で賑わっており、こんな朝早くから飛ぶように鮮魚が売れていく。鮭の山漬の半身も1280円と破格の値段だったのだが、購入するのを思案していると横から商売上手のオバヤンに勧められ、敢え無く購入、そして、いつもであれば1袋550円のカレイの味噌漬けやエイのザンギも3袋で1000円にしてあげると商売上手な口車に乗せられて、速攻でお買い上げとなるのであった。オホーツクの海が荒れており、3日間は漁に出ることができなかったとのことで、縞ソイや砂ガレイは破格の値段で売られていたが、一番大きい縞ソイを220円で追加購入し、帰ってからお刺身で頂くことにした。まあ、オバヤンに言わせると、3日経っているので煮付けだね~っと言うが、気温も低く、目も死んでいなかったので捌いてから決めようっと思い捌いてみると、身は少し柔らかくなっているが、臭みもなく全然お刺身で行けるし、獲れたてでないので旨味、甘みも周っていて食べ頃になっていた。早速、丸々1匹分をお刺身にして、ペロッと完食したのであるが、これが220円なのだから、高いエサとガソリン、船代を払って、電動リールを揃えてと手間暇かけて釣りに行くのが馬鹿々々しくなってしまう。魚ゴミは畑の肥やしに埋めておくのだが、横着してスコップで掘り起こす土が少ないと、狐にホリホリされて持っていかれてしまうので、今回は深めに埋めておいた。タダでは帰らない私なので、第1ホームを見学してから帰路に向かうのであるが、防波堤の向こうは大荒れの海で、時折、防波堤を超えて波が被ってくる中、30人ぐらいはいただろうか、アキアジ、チカなどを狙っている猛者達が一生懸命、釣りに没頭している。チカ釣り名人のオバヤンがいつもの場所と違うところに陣取っていたのであるが、名人でさえ小さなチカが2匹だけと魚影は超薄い状況である。アキアジなんてもっての他であるが、寒さはさておき、マッタリとした休暇を過ごすのには良いのであろう。っということで、釣り納めにしようか、まだ迷っているのであるが、ハッチ釣りのできるこの場所であれば、車の中からウキを見ていれば良いので、横着なことを妄想しながら今日も無事に家に辿り着くのであった。