2022-04-02 Sat
4月上旬ともなれば,黒い奴と赤い奴の産卵シーズンともなり,腹パンの収穫が期待できるという自分勝手な妄想に誘われ,今日もまた此処に来るのであるが,行きしなに漁港を散策してアジの様子も調査しながら,現地に朝4時に到着するのであった.北風が強い割にはベタ凪で大潮周りなのに潮流も程よい感じで釣れる雰囲気は万歳である.既に数人のルアーマンが鎮座していたが,50m程間隔を空けていつものポジションに陣取ることにした.ゆっくり目の準備を終えて,夜明けの勝負に備えるのであるが,変な情報が流れているのか,明るくなれば100人は超えているだろうか,ルアーマンでびっしりである.両脇をルアーマンに挟まれて速い手返しを余儀なくされるが,仕方がないのであろう,お祭りだけはしないように着水地点と糸ふけに注意しながら,これも練習と思うしかない.絶好のコンディションにもかかわらず,一向に当たりもなく,ルアーマン達もこれだけの人数がいるのに,フィッシュオンを確認することはできなかった.朝8時もなると諦めて帰宅するルアーマンもいるのだが,棚ボケでウキが横に向いていたので,空合わせてみると微かな魚信が伝わってくる.小さいハゼかな~っと思いながら回収してみると,何とも珍しいヒラメの子供である.20数センチと言ったところだろうか,リリースしようか迷ったが小さい魚が好きな妻に聞いてみると食べるというので此処は回収することにした.10時になればあれだけいたルアーマンもほぼいなくなり,まあ,4時間もぶん投げていたら疲れるだろう.どこから何の情報が出ているのだろうか?ナブラもないし,稚鮎も遡上していないし,青物を狙っているのか全くもって理解ができないが,気晴らしにしては,帰宅時間も短いし,仕掛けも何か青物狙いにしては細い気もする.途中でエイを釣って記念撮影している親子がいたのだが,それは良い思い出になるのであろうが,完全にお子様の方は飽きている様子である.まあ,他人のことはさて置き,1匹では何とも帰れぬ状況であるので,棚を色々と変えながら手返すのだが,どうも生体反応が薄い様子である.11時にまたもや棚ボケでウキが横に向いていると,その後にウキスポンである.おっとキタ~っと思い,竿を煽るが,その後の重い感触が何かおかしい.掛かってはいるがヘロヘロ~っと寄ってきてしまう.小さいエイかな,っと思い寄せてみると30㎝越えのヘダイちゃんである.これでおかずが揃ったと思うのもぬか喜び,釣りあげてみると口の周りに腫瘍があり,お腹もぺったんこ,内臓もほぼないスカスカ状態で完全に病気である.これは食べられないと思い,海にお帰り頂くことにした.昼過ぎになれば南西の風に変わり,仕掛けも岸へ直ぐに寄ってきてしまうディフェンシブな戦いを強いられるが,13時過ぎにポキッと心が折れて,ゲームオーバーである.のっこみシーズンにもかかわらず,この貧果は頂けないが,GW過ぎまではこの状況が続くのであろう.次回の釣り物に困ったな~
COMMENT
※この記事に対するコメント受付は終了しました
TRACKBACK
※この記事のトラックバック受付は終了しました